現在、臨床工学技士11名(男性8名、女性3名)で、南魚沼市民病院、ゆきぐに大和病院、在宅での生命維持管理装置などの医療機器の操作、保守管理を担っています。業務分野としては、血液浄化、医療機器管理、心臓カテーテル、手術室、集中治療、整形外科、ペースメーカー、在宅酸素など多岐にわたります。
透析室はベッド数40床(多用途透析用監視装置38台、個人用多用途透析装置2台)で、午前、午後、夜間透析(月水金)体制にて約100名前後の外来、入院患者の維持透析を行っています。また、重症患者のハイケアユニット病床(HCU)でのCHDFや血液透析なども行っています。
臨床工学技士の業務としては、透析液を含む装置全般の操作、保守管理、器材の準備、プライミング、穿刺、返血、患者データ管理、ネットワーク管理などを行っています。
当院では、人工呼吸器、輸液・シリンジポンプ、モニター、送信機などを中央管理方式にて管理しています。また、AEDや除細動器、麻酔器など病棟や手術室に設置されている医療機器の点検も日々行い、使用中の人工呼吸器などの点検のために病棟ラウンドも行っています。
医療機器の管理だけでなく、2023年よりMACT(Monitor Alarm Control Team)として循環器医師・看護師と一緒に院内のモニターの適正使用とテクニカルアラームの軽減に努める活動も行っています。
心臓カテーテル検査治療業務は、冠動脈造影・治療時のポリグラフ(心電図・心内圧の測定)等の検査装置や、画像診断装置(IVAS)等の治療に必要な機器の操作・管理を行っています。緊急症例や重症症例に関しては大動脈バルーンパンピング(IABP)や経皮的心肺補助装置(PCPS)等の対応もしています。
心臓カテーテル検査治療だけではなく、経皮的シャント拡張術(PTA)、末梢血管治療(EVT)等にも臨床工学技士が携わっています。
当院はハイケアユニット病床(HCU)が5床あります。入室される患者様は重症で、生命維持管理装置(人工呼吸器、持続血液浄化、PCPS、IABP、体外式ペースメーカーなど)が装着され、臨床工学技士が機器の操作、管理を行っています。HCUでの業務は多岐にわたるため、医師、看護師等の他スタッフと常に協力しながらチームで治療にあたっています。
ペースメーカー業務は、ペースメーカーを埋め込む手術に立ち会い、プログラマーを操作して本体の設定などを行っています。また、定期的にペースメーカーが問題なく動作しているかをチェックし、循環器医師と共に定期なフォローアップを行っています。
お問い合わせ
担当 | 臨床工学部門(医療機器管理室) |
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住所 | 〒949-6680 新潟県南魚沼市六日町2643番地1 |
電話 | 025-788-1222(代表) FAX/025-788-1231 |