自治医科大学附属さいたま医療センター腎臓内科医です。2020年10月から11月にかけてお世話になりありがとうございました。病棟・外来看護師の皆様、薬剤師・放射線技師・検査技師・臨床工学技士、リハ科の皆様にもサポートしていただき、大変スムーズに診療をすすめることができました。本当に感謝申し上げます。
南魚沼の医療を支えるといった気概をもつ皆様と診療を一緒にできたことは、自らの診療への姿勢を見つめ直すきっかけにもなり有意義な時間となりました。自分自身も少しでも役に立てればと、非常に気持ちよく診療することができたと考えております。
普段あまり診療することのない肺疾患の方やエビデンス等を吟味せずルーチンでの診療となっていた疾患への再学習などもできたため大変勉強になりました。また、検視の立ち会いや施設往診といった普段することの無い活動もさせていただきました。地域との関わり合いといった点を肌身で感じ取ることができ非常に貴重な経験を積ませていただきました。患者さんの家庭環境などの背景を考慮しどのように退院もしくは転院させるのかといった点の難しさにも触れることができました。
コロナ禍の中での診療であり、新しい日常・診療体制といった状況でとまどうこともありましたが、スタッフの方々の熱意があったため頑張れました。勤務期間中には警察署のクラスターが発生したり、自らPCR検査をうけることとなったりと驚くこともありました。しかし、そんな中でも無事研修を終えることができました。
新型コロナ第三波のまっただ中ではありますが、雪深い冬も季節の流れと共に暖かい春を迎えるように、いつかは終息にむかうのではないかと信じております。その時にはまたお酒を酌み交わしたり食事をしたりといったかたちで皆様に会える日が来ることを心より期待しております。
皆様のご健康と、地域の医療体制が変わりなく保ち続けられることをお祈り申し上げます。ありがとうございました。