5月の一か月間、お世話になりました。短い間でしたが、南魚沼という素敵な場所で、優しく、教育熱心な先生、スタッフの方に助けていただき、多くのことを経験させていただきました。
一か月を振り返ってみると、早速初日から内科新患外来を担当させて頂きました。一般内科外来業務は初めての経験でしたので、所謂、風邪、喘息などのcommonな病気に初めて触れることが多くあり、戸惑いもありましたが、世の中の多くの患者さん方はこういう症状に困って病院に来るのだなということを改めて実感しました。また、時には珍しい、難しい症例にぶつかることもあり、本当に幅広い知識・経験が必要であるということを感じました。(なんと関東ではなかなか見ることのできないようなツツガムシ病も見ることができました!) 病棟でも今まであまり診たことのない90歳代の方がたくさんいて驚きましたが、上級医の先生方からアプローチの仕方を学ばせていただきました。
また、保健所、特別養護老人ホーム、訪問看護・ケア、訪問診療や出張診療にも同行させて頂き、地域の医療体制や福祉についても多くのことを学ぶ機会をいただきました。医師になってまだ1年と2か月ですが、今までは大学病院で目の前の疾患に向き合うことに必死になってきました。しかし、患者さんが実際お家に帰ってからどうするか、そして、まずは病院に来ないようにするためにどう予防したら良いか、家族体制はどうなっているか、など本当の患者さんの”生活”に触れる機会が多くあり、そういうことが実際はとても大事なことだということを感じました。南魚沼は本当に地域みんなでみんなを支えて、どうしたら医療福祉体制を良くできるかをそれぞれの職種の方々が真剣に考えているということがとてもよく分かりました。
また、病院外でも南魚沼を満喫することができました。先生方に美味しいものを食べに連れて行ってもらったり、温泉に行って癒されたり、塩沢に観光に行ってみたりもしました。たくさん行ってみたいところがあって行ききれないくらいでした!
あっという間の一か月でしたが、優しく熱心に指導してくださった先生方、いつもサポートしてくれたスタッフの皆様のおかげで、とても楽しく過ごし、そして多くを学び経験した一か月となりました。このような貴重な機会をいただけたことは本当に幸せだと思っております。またいつかこの地に戻ってきて貢献できたら良いなと思っております。本当にありがとうございました。