11月からの1か月間、南魚沼市民病院で地域医療研修をさせていただきました、北里大学病院2年目研修医です。短い期間ではありましたが、私にとってこの1か月はかなり濃厚で、新鮮で、実りの多いものとなりました。1か月を振り返ってみると新患外来を担当させていただいたのが一番印象に残っております。外来業務は初めての経験で限られた時間の中で問診、検査、治療を考えなければなりません。最初は本当に診断は正しいのか治療薬はこれで正しいのかと不安で一杯で上級医にコンサルトしながらなんとか外来をこなしていく日々でした。先生方も忙しい中、多くのフィードバックをしてくださり、失敗や反省を活かし今後の大きな糧となったと思います。大学病院ではあまり経験することのない風邪・喘息・高血圧・脂質異常症など、身近にあるcommon diseaseを多く診察できたのも良い経験になりました。病棟では主治医として患者さんを担当させていただきました。自分で治療方針や退院した後の管理を考えます。主治医としての責任感を感じ勉学の活力となりました。
また訪問診療・訪問看護、保健所、みなみ園など見学にも行かせて頂き地域における医療福祉や在宅医療について学ぶ機会となりました。違う大学出身の同期と研修をできたことも非常に大きな経験だったと思います。研修環境が違う同期と共に仕事をすることでお互いのやり方や知識・経験を共有したり、また仕事が終わったあとに食事をし楽しく研修を行えました。
最後にスタッフの皆さま親切にして下さったおかげで、ストレスなく充実し多くを学び経験した1か月となりました。このような貴重な機会をいただけたことは本当に幸せだと思っております。またいつかこの地に戻ってきて貢献できたら良いなと思っております。本当にありがとうございました。
