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~地域医療の核を担うこと、役割の重要さを再認識させられました~

~地域医療の核を担うこと、役割の重要さを再認識させられました~

自治医科大学附属さいたま医療センター シニアレジデント

 2か月お世話になりました。
 私は普段、糖尿病を中心に内分泌代謝科で診療しております。糖尿病は、現在薬物の研究が非常に進んでおります。糖尿病は体質のようなもので治りはしないものの、普通の人と同じような生活をする、という目標に様々な研究がされ、新しい研究でも平均寿命も健康な人とかなり近づきつつあります。
 しかし、その根底となるものは、患者さん自身の暮らし、薬物がしっかり飲めるかなどのアドヒアランスや家族構成など含めた家族背景、一般的にいわれる「かきかえ」といわれる病気に対する解釈、期待、感情、影響などがbaseとなっており、患者さんが治療を離脱せずに普通の人と同じような生活をすることを目標に関わっていくことが大切だと思います。今回、南魚沼市民病院に勤務させていただき、そのような点では共通する部分も多かったように思いました。
 まず、地域医療として核を担っており、役割の重要さについて再認識させられました。その役割の重さ、責任感は2か月間毎日感じており、勉強させていただきました。普段の診療についても、病気はよくなって退院可能です、という場合においてもしっかり今後の生活を考え家族環境を整えたり、リハビリを進めたりといわゆる病気だけではなく生活全体を含めた視点で見させていただきました。
 また、特に印象に残ったことは訪問医療です。普段見られないような患者さんの暮らしを拝見することができました。病院ではもちろん、病院での患者さんしかみることができません。以前に友人が患者さんから「病院では生活の中心が病気ですが、家では病気は生活の一部」といわれたことがあったそうです。その言葉のとおり、どうしても僕らの視点からは病気の治療ということが第一になりがちなのではないかと思います。家族や訪問医療などの体制のもと、病気とともに暮らしている患者さん、家族の生活というのがあり、病気とうまく付き合っていく姿を拝見することができ、医療人というよりは一人間としての視点から病気とともに歩むということが何かを再確認することができたことが大きな収穫となりました。
 南魚沼市民病院のスタッフの方々はとても親身であり、一人ではできない多くのことを助けていただきました。本当にありがとうございました。また今後お世話になることがあれば宜しくお願い申し上げます。2ヶ月間ありがとうございました。

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