~限られた時間で有益な情報を得て治療方針を決め、病状が改善した時は患者さんと一緒に喜ぶ!地域研修ならではの経験でした~

~限られた時間で有益な情報を得て治療方針を決め、病状が改善した時は患者さんと一緒に喜ぶ!地域研修ならではの経験でした~

自治医科大学附属さいたま医療センター ジュニアレジデント

 自治医科大学附属さいたま医療センター2年目の研修医です。1か月間、南魚沼市民院にて地域医療研修をさせていただきました。
 私は新潟市出身のため、幼い頃から雪に馴染みがあり、ある程度慣れているつもりでした。しかし初日にこの地に下り立った時、見渡す限り一面の銀世界に圧倒されました。さすがは日本が誇る豪雪地帯・南魚沼は、やはり違うんだなと新潟市とのレベルの違いを見せつけられました。
 さて、同じく日本が誇るお米が美味しい土地・南魚沼なだけのことはあって、本当にご飯が美味しくて、病院で出るお弁当ももちろんコシヒカリ。新患外来後のお弁当を楽しみに毎日診療していました。
 上司の先生方にも、たくさんのお店に飲みに連れていただきました。どこのお店でも料理がやっぱり美味しくて、新潟で地域研修した歴代の先生たちがこぞって肥えて戻ってきた理由がよくわかりました。
 医療の面では、自分がメインで外来診療を行うのは初めてのことで、最初はなかなか自分の診療や診断に自信が持てず、明日はどんな患者さんが来るのだろうと不安な日々を過ごしていました。しかし、少しずつコツを掴み、必要な時はポイントを絞って上級医にコンサルトできるようになりました。すると、患者さんの話も落ち着いて聴けるようになり、随所に患者さんの口から出てくる新潟弁にクスリと笑えたり、自分も一緒に新潟弁で話したりと、気持ちに余裕が出るようになりました。もちろんそれは、困った時は嫌な顔せず相談に乗ってくださる上級医の先生方がいたからだと思います。外来診療は楽しい。初めて会う患者さんから、限られた時間の中で有益な情報を得て治療方針を決める。自分が初診で診た患者さんを、必要なら再診し、治療効果を判定して、改善していた時は一緒に喜ぶ。地域研修ならではの経験でした。
 病棟管理では、自分が主治医となり、シニアの先生に相談にのってもらいながら診療していきました。主治医となるのは初めてで、主治医欄の自分の名前を見る度にしゃんと背筋が伸びる思いでした。全体的にご高齢の患者さんが多く、お看取りとなる方も少なくありませんでした。教科書的な治療が必ずしも正解とは限らず、残された寿命を、患者さんがその人らしく全うするにはどうしたらいいのかを考えて治療することもありました。人間の最期のあり方を改めて考える機会となりました。
 1か月間、大変お世話になりました。至らない点も多かったと思いますが、親切にしていただき感謝しております。有難うございました。

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