~限られた医療資源で地域医療を行っていく難しさがよくわかりました~

~限られた医療資源で地域医療を行っていく難しさがよくわかりました~

自治医科大学附属さいたま医療センター シニアレジデント

 自治医科大学附属さいたま医療センターの循環器内科医です。12、1月と内科医師としてお世話になりました。時期が冬ということもあり、普段経験できない雪国の生活を体験することができました。寒さはそれほど気にならなかったですが、雪が降ると車が埋まってしまうことに驚きました。長靴が必須であると聞いてはいましたが、その通りでした。
 内科医の1日の流れとしては午前中に新患外来を行い、午後は時間外受診の患者さんの対応や病棟業務を行うことがほとんどでした。その中でも一番大変だなと感じたのは外来業務でした。多い時は午前中だけで20人以上診察したこともありました。健康診断異常から、風邪症状、近医からの紹介受診、連携施設からの受診、救急車対応まで盛りだくさんでした。一つ一つを丁寧に行うよう心掛けてはいますが、患者さんの待ち時間が長くなってしまい焦ることや、イライラすることも正直ありました。しかし、2か月を通じて思ったことは待ち時間が長くなってしまった患者さんでも丁寧に問診を行い、病状を話したり時には絵や文章などを書いて渡してあげたりすると本当に喜んでくれます。「いいお医者さんに出会えた」と言ってもらえると忙しかった時間も悪くなかったなと思えました。しかし医療資源の偏った地域医療ならではの問題も身をもって経験しました。私は12、1月の2か月のみ外来担当であり、その後は患者さんのフォローは行うことができません。その後の患者さんを診察していくのは常勤医である内科医師の先生方となるわけです。この2か月、外来をやったからこそわかりますが、新患外来をやりつつ定期外来をこなすのはとても体力のいることです。血圧管理やコレステロールの管理など安定している患者さんは自宅近くでかかりつけ医を作っていただくよう心掛けました。本来ならずっと同じ先生に長く診てもらうほうが患者さんのためにはなりますが、南魚沼市民病院では全員がそういうわけにはいかない事情があります。限られた医療資源で地域医療を行っていく難しさがよくわかりました。
 また、内科疾患全般を診なければならない状況となったことで改めて最新の糖尿病の診断、治療について、レントゲンの読み方など研修医時代に買った本を再度熟読したりする機会ができて自分自身とても勉強になりました。この2か月で学んだことを今後の診療にも活かしていきたいと思います。自分よりも一回り以上の年齢の先生方が懸命に働く姿をみて、まだまだもっと頑張らなければならないなと思いました。2か月という短い間でしたが、ありがとうございました。

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