令和元年最後の1か月を南魚沼で研修させていただきました、2年目の研修医です。御世話になった皆様、お元気でしょうか。思い返せばあっという間の1か月でした。2年足らずの短い医師人生ではありますが、最も充実した期間だったと思っています。
朝の初診外来では、検診異常から入院を要する疾患まで、様々な患者さんを診させていただきました。検査をする・しないに始まり、検査結果の解釈、結果説明、再診を入れるかなど大いに悩みました。しかし悩んでいる間にも黄色いファイルが溜まっていき、焦りが焦りを生み、何度も思考が停止しそうになりました。白く燃え尽きかける度に、「○○くん大丈夫?」とどこからともなく大西先生の温かい声が聞こえました。的確なアドバイスで迷いの海に一筋の道ができ、さながら現代のモーゼでした。外来の看護師の皆様にも助けていただき、感謝の言葉しかありません。天使に見えました。いつぞやのおにぎりもご馳走様でした。
午後は主治医を任された病棟で、治療プランから患者家族へのICなど、これまた大いに悩みました。治療に難渋することもありましたが、患者さんが元気に歩いて退院した時の喜びはひとしおでした。相談に乗ってくださった指導医の先生方、ADLをあげてくださったリハの方々、古川の処方間違えを修正してくださった薬剤師の方々、緊急グラム染色をはじめ急な検査に対応してくださった技師の方々、そして誰よりも患者さんの近くで接していた看護師の方々、“ワンチーム”の賜物だと思っています。これからは「指示を入れてください」と指示をいただかないよう気をつけます。
アフターファイブは本気丼、スキー、飲み会と楽しいイベントの連続でした。田部井先生をはじめ、企画してくださった先生方ありがとうございました。特に楽しかったのは病院主催の忘年会です。美味しいお酒を飲み、パプリカダンスを踊らせていただきましたが、その後の記憶がありません。覚えている方がおりましたらご連絡ください。
自分が悩んだ以上に皆様を悩ませてしまったかもしれませんが、おかげで大きく成長することができました。1か月で増えた4kgの体重以上に、得られたものは大きかったと感じています。本当にお世話になりました。