~地域医療の中核を担っているのだと実感~

~地域医療の中核を担っているのだと実感~

埼玉石心会病院 ジュニアレジデント

 2020年の7月に地域研修でお伺いさせていただきました。南魚沼市民病院のスタッフの皆様には大変お世話になりました。
 私はスキーが好きで、石打丸山や湯沢の周辺にはよく来ていました。そのため南魚沼もスキー場の近場の印象が強く、夏場の観光はイメージがあまり思い浮かびませんでした。ところが実際に来てみて、魚沼の里や塩沢の街並みなどに行かせていただき、夏にもいいところが沢山あることに気付きました。ご飯やお酒も美味しいものばかりで、地域研修中はついつい食べ過ぎてしまった記憶があります。
 研修では入院患者さんの診療と、外来業務を主に経験させていただきました。
 石心会では外来業務は救急外来が中心のため、ACSや脳卒中の方が多かったのですが、こちらの外来では高血圧や糖尿病などの生活習慣病、また肝機能異常を始めとした検診異常も多く経験させていただきました。救急・入院対応などの急性期の医療にとどまらず、院外の往診や初診などの外来も広く行われており、地域医療の中核を担っているのだと実感し、非常に勉強になりました。
 入院患者さんではやはり心不全や肺炎、尿路感染症の方が多かったです。併設の介護施設や在宅医療サービスも行っており、退院に向けた支援も学ばせていただきました。
 また特に印象に残った患者さんですが、重度の嚥下機能低下をベースに誤嚥性肺炎を繰り返されている方がいました。経口摂取がままならず、結果的に末梢静脈栄養で行う方針となった方でした。中心静脈栄養や経管栄養となるよりは、末梢静脈栄養で行なっていく方が医療的な点、また介護や金銭面など社会的な点からも良いだろうと考えられたためです。当然ながら方針決定については、家族とICを重ね、十分な調整を行い、患者さん本人と家族の思いや希望も考慮しながらの決定となりましたが、そこに至るまでの調整の難しさを感じ、最期のむかえ方を考えさせられる症例となりました。
 冬にはスキーで近くまで行くことも多いので、どこかでお会いした際にはまたよろしくお願いします。

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