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新潟県南⿂沼市六⽇町2643番地1

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~受診をきっかけにつなげ、行動変容を促せる内科医になりたい~

~受診をきっかけにつなげ、行動変容を促せる内科医になりたい~

自治医科大学附属さいたま医療センター ジュニアレジデント

 南魚沼市民病院での1か月間の研修は、医師としての仕事、地域の医療体制、土地の環境などあらゆる面において学びと刺激にあふれ、充実した実り多いものとなったと感じています。
 南魚沼での勤務が始まる1週間ほど前、南魚沼市は大雪による立ち往生で自衛隊が出動する事態となっており、雪国経験のない私は不安を抱えながら大宮を出発しました。到着すると辺り一面雪山に囲まれた白銀の世界で、非日常感でどこかふわふわした期待と不安の中仕事が始まりました。
 南魚沼市民病院のスタッフの方々は皆様とても親切であたたかく迎えてくださいました。慣れないことも多くありましたが皆様の手厚いサポートのおかげで心地よく研修できました。ありがとうございました。
 研修内容としては内科の初診患者を中心とした外来診療や、病棟管理、外科研修、救急車対応、訪問診療・看護・リハなどその他院外研修のイベント、ゆきぐに大和病院での研修がありました。COVID-19感染症の影響でいわゆるpreコロナの頃の研修とは少し異なっていたのかもしれませんが、非常に充実していました。一般内科外来は経験がなく、隙間時間に必死に本を読み漁り周りの先生方に相談しながら対応する日々でした。研修が終盤に近づくにつれて一度対応したことのある主訴・プロブレムについてスムーズに判断を進められたときには、少しは成長できただろうかと喜びを感じることもありました。検診異常の対応が特に多かったですが、外来の限られた時間の中で生活指導し行動変容を促すことの難しさを感じました。平均寿命も長く、超高齢社会の日本において、QOLをなるべく保ちながら生きていくためにも医療経済面においても、一次予防・二次予防の重要性は非常に高いものと思います。慣習を変えることはとても難しいことではありますが、患者さんが病院を受診したその一歩をできるだけきっかけにつなげ、行動変容を促せる内科医になりたいと感じました。そのためには医療の知識に加え様々な方面での教養を兼ね備える必要があると思います。広い視野と探究心を持ち続けなければと感じさせてくれた経験でした。
 もう一つ印象的だったのは訪問診療やゆきぐに大和病院での出張診療、院外研修などで地域に根ざした医療を経験できたことです。狭い環境の中で育ってきた私にとっては全てが新鮮でした。医療が届きにくい方々や急性期病院を退院した患者さんがその後どのような生活をしてどのように慢性期の診療・ケア・リハビリを受けているのか、実際に参加させていただけたのは大きな経験でした。
 私は来年度から内科医として働き始めることとなりますが、その前にこのような恵まれた環境で充実したプログラムを経験し刺激を受けることができてよかったと思っています。この経験を糧に、成長した姿でまた皆様にお目にかかれればと思います。ありがとうございました。

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