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新潟県南魚沼市六日町2643番地1

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~killer diseaseをしっかり否定する努力を惜しまないことの大切さ~

~killer diseaseをしっかり否定する努力を惜しまないことの大切さ~

自治医科大学附属さいたま医療センター ジュニアレジデント

 自治医科大学附属さいたま医療センターの研修医(2年目)です。
 8−9月の8週間、南魚沼市民病院で研修させていただきました。大変お世話になりました。市民病院での研修は毎日が刺激的でとても充実していました。
 まず、外来診療が大変に勉強になりました。ウォークインでいらっしゃる患者さんは風邪だったり、健診精査などが多いわけですが、今まで外来といえば救急車対応しかしてこなかった自分にとっては、上気道炎と診断したり、経過観察を指示したりすることさえも勇気のいることでした。「もし、上気道炎じゃなくて、肺炎だったらどうしよう」「この人が救急車で運ばれてきたらどうしよう」という不安を胸にいだきながら、最初の頃は診療しておりました。そしてひと月ほど経つと、そういったことに慣れてくるわけですが、今度は「どうせ風邪だろう」と思った人が敗血症だったり、「どうせ偏頭痛だろう」と思った人に硬膜下血腫が見つかったりと、ヒヤヒヤする場面に遭遇するようになりました。たくさんの人が訪れる外来において、いち早く重症そうな人をかぎ分け、その人を優先し、かつ、軽症そうに見えてもkiller diseaseをしっかり否定する努力を惜しまないことの大切さを強く感じました。
 病棟業務も大変に勉強になりました。初めて主治医の名を冠することになり、自分が率先して舵取りをしないと治療が進まないことの責任感や緊張感を知ることができました。また、自分が選択した治療法で患者さんの病状が軽快したときには、名状し難い達成感を感じることができました。
 充実した研修を送れたのは、この病院の全職員さんのおかげです。感謝してもしきれません。8週間本当にお世話になりました。患者さんの訴えや感情を拾ってきてくださったり、患者さんの退院先などの社会調整を行ってくださったり、処方に関してのアドバイスをいただいたり、リハビリをまめに行ってくださることで廃用が進まずにスムーズに退院できたり、私生活や職務に不便がないように色々気にかけてくださったり、いつも綺麗な病院であるように掃除してくださったり、挙げればキリがないくらいにお世話になりました。また縁あって、市民病院で働くことがあれば、そのときには何卒よろしくお願い致します。

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